ご存知の方も多いでしょうが、日本初のJenkins本「Jenkins実践入門」がつい先日発売されました。(ハッシュタグ:#jenkinsbook)
ビルドやテストを自動化し、問題発見を容易にして、品質の高いソフトを効率的に開発するためのツールとして、あのApache Software Foundationでも多くのプロジェクトで利用されているJenkins。本書はインストールなどの基本から、JUnitによるテスト、カバレッジの取得、インスペクション、コードステップ数のカウント、分散ソースコード管理システムやバグトラッカーとの連携、メールやTwitterへの通知など、Jenkinsを実開発で使うためのポイントを解説。さらに分散ビルド、成果物のデプロイ、Seleniumによる結合テストの自動化などの高度なトピック、バージョンアップ、チューニング、データ領域の変更、セキュリティへの配慮、バックアップとリストア、ログ管理など運用管理の方法もおさえました。Jenkinsの生みの親・川口耕介氏も推薦の1冊。
http://www.amazon.co.jp/dp/4774148911
また、この本の発売と合わせて「Jenkinsではじめるビルド職人入門」も電子書籍として出版されました。こちらは先の「Jenkins実践入門」の発売記念として、11月末までは無料配信となっています。(ハッシュタグ:#buildman_ebook)
本書では,インストールなどの環境構築はもちろん,単体テストの自動化,インスペクションの自動化,カバレッジの自動化までをサンプルファイルで手を動かしながら体感して理解。現場で試行錯誤を繰り返してきた著者ならでは
- 「『使い勝手の良いプロジェクト構造』の3つの条件」
- 「Antの暗黒面」
などの知見とともに,プロジェクトを自動化するための実践ノウハウがわかります。Mac OS XでJenkinsを利用するときの注意点もフォローしているほか,Jenkinsのコマンドライン・パラメータ,コマンドライン・インターフェイス(CLI),ビルドで使用できる環境変数などを記した付録も充実。「継続的インテグレーションやJenkinsに興味はあるけれど,実のところ何をするのかよくわからない」という方にきっと役立つ,日本初の電子書籍におけるJenkins解説書です。
https://gihyo.jp/dp/ebook/2011/978-4-7741-4952-3
「Jenkins実践入門」がJenkins自体の使い方を解説しているのに対し、「Jenkinsではじめるビルド職人入門」はJenkins上で実行されるAntビルドスクリプトをどのように組むかに重点を置いて解説しています。それぞれ違った切り口で楽しめるでしょう。
ビルド職人を目指す方にとって、どちらも目を通しておきたい書籍と言えます。