寄付のお願い

クリスマスが近づくにつれ、アメリカではチャリティが盛んになります。よく見るのはホームレスの人への炊き出し、救世軍の募金箱、といった具合ですが、今日はJenkinsプロジェクトへの寄付をお願いしたいと思ってこれを書いています。

Jenkinsプロジェクトでは、9月頃よりプロジェクト維持のための諸経費を募るための募金運動をしています。ですが、現在のところまだ目標額に$1000程不足している状態です。なので、もし可能でしたら、SPIよりJenkinsプロジェクトに寄付をお願いしたく思います。

Jenkinsプロジェクトが業務に役立ったという方は、ぜひこのプロジェクトに投入された善意のボランティアの努力に思いを馳せてください。ボランティアの中には、コードを書くことで貢献する人や、他のユーザーの質問に答えることで貢献する人や、Jenkinsについて宣伝することで貢献する人など様々あります。もし貢献したいけど踏み出せない、という方がおられれば、金銭的な協力をすることも立派な貢献です。

$25以上寄付していだいた方にはささやかながら「friend of Jenkins」である事を証明する小さなプラグインをお送りしています。これで同僚の皆さんにJenkinsを支援していることを誇示してあげてください

(英語版の原文はこちら)

Jenkinsの本が出版されました

ご存知の方も多いでしょうが、日本初のJenkins本「Jenkins実践入門」がつい先日発売されました。(ハッシュタグ:#jenkinsbook

ビルドやテストを自動化し、問題発見を容易にして、品質の高いソフトを効率的に開発するためのツールとして、あのApache Software Foundationでも多くのプロジェクトで利用されているJenkins。本書はインストールなどの基本から、JUnitによるテスト、カバレッジの取得、インスペクション、コードステップ数のカウント、分散ソースコード管理システムやバグトラッカーとの連携、メールやTwitterへの通知など、Jenkinsを実開発で使うためのポイントを解説。さらに分散ビルド、成果物のデプロイ、Seleniumによる結合テストの自動化などの高度なトピック、バージョンアップ、チューニング、データ領域の変更、セキュリティへの配慮、バックアップとリストア、ログ管理など運用管理の方法もおさえました。Jenkinsの生みの親・川口耕介氏も推薦の1冊。

http://www.amazon.co.jp/dp/4774148911

また、この本の発売と合わせて「Jenkinsではじめるビルド職人入門」も電子書籍として出版されました。こちらは先の「Jenkins実践入門」の発売記念として、11月末までは無料配信となっています。(ハッシュタグ:#buildman_ebook

本書では,インストールなどの環境構築はもちろん,単体テストの自動化,インスペクションの自動化,カバレッジの自動化までをサンプルファイルで手を動かしながら体感して理解。現場で試行錯誤を繰り返してきた著者ならでは

  • 「『使い勝手の良いプロジェクト構造』の3つの条件」
  • 「Antの暗黒面」

などの知見とともに,プロジェクトを自動化するための実践ノウハウがわかります。Mac OS XでJenkinsを利用するときの注意点もフォローしているほか,Jenkinsのコマンドライン・パラメータ,コマンドライン・インターフェイス(CLI),ビルドで使用できる環境変数などを記した付録も充実。「継続的インテグレーションやJenkinsに興味はあるけれど,実のところ何をするのかよくわからない」という方にきっと役立つ,日本初の電子書籍におけるJenkins解説書です。

https://gihyo.jp/dp/ebook/2011/978-4-7741-4952-3

「Jenkins実践入門」がJenkins自体の使い方を解説しているのに対し、「Jenkinsではじめるビルド職人入門」はJenkins上で実行されるAntビルドスクリプトをどのように組むかに重点を置いて解説しています。それぞれ違った切り口で楽しめるでしょう。

ビルド職人を目指す方にとって、どちらも目を通しておきたい書籍と言えます。

Jenkins Advent Calendarのお知らせ

今年も残すところあと1ヶ月半あまりになりました。12月の風物詩ということで、今年も各種Advent Calendarの募集が行われています。

Advent Calendarとは、以下のようなイベントです。

一般的なAdvent Calendarは,12月25日のクリスマスを楽しみに待つために,12月1日から24日までのカレンダーの日付の部分(扉だったりする)がめくられるようになっており,1日ずつその日の日付の部分をめくると天使や動物の絵などが見えるという仕組み(もちろん,様々なバリエーションがある)。

これに発想をえて,技術系Advent Calendarでは基本的に,12月1日から25日までの25日間,プログラミング言語縛りなどの最低限のルールで,毎日別の人(同じ人が複数回担当することもある)が自分のblogにて記事を書くという形式になっている(特設サイトを用意して,記事をまとめる手法もある)。なお,国内ではATNDの参加順がそのまま執筆する日の順番となっていることが多い。

http://gihyo.jp/news/info/2010/12/0102

今年はJenkinsもAdvent Calendarに参加します。Jenkinsに関することならテーマは何でも構わないので、下記リンクからぜひご参加ください。