WEB+DB Press 次号はJenkins特集です

今月24日発売のWEB+DB Press vol.67にJenkins特集が載ります。30ページ位の大型の内容で、最初の二章は入門的な事を駆け足に触れつつ、メインの後半ではプロモーション機能や検証済みマージなど、今まであまり日本語のドキュメントがなかった高度なテクニックについて解説しています。ビルドやテストの自動化など基礎的な利用が始まっている方にもおすすめできる内容なので、よろしくお願いします。全力投球で書いたので、内容的には持っているものは出しきった!と思います。

レビューに参加していただいたコミュニティの皆さん、怒ることなく尻を叩き編集をしてくださった稲尾さん、本当にありがとうございました。本業と掛け持ちだの出張だのと大変苦労したので、反省してしばらくは書き物系は遠慮しよう、と思っています…。

– 川口耕介

Jenkinsの本が出版されました

ご存知の方も多いでしょうが、日本初のJenkins本「Jenkins実践入門」がつい先日発売されました。(ハッシュタグ:#jenkinsbook

ビルドやテストを自動化し、問題発見を容易にして、品質の高いソフトを効率的に開発するためのツールとして、あのApache Software Foundationでも多くのプロジェクトで利用されているJenkins。本書はインストールなどの基本から、JUnitによるテスト、カバレッジの取得、インスペクション、コードステップ数のカウント、分散ソースコード管理システムやバグトラッカーとの連携、メールやTwitterへの通知など、Jenkinsを実開発で使うためのポイントを解説。さらに分散ビルド、成果物のデプロイ、Seleniumによる結合テストの自動化などの高度なトピック、バージョンアップ、チューニング、データ領域の変更、セキュリティへの配慮、バックアップとリストア、ログ管理など運用管理の方法もおさえました。Jenkinsの生みの親・川口耕介氏も推薦の1冊。

http://www.amazon.co.jp/dp/4774148911

また、この本の発売と合わせて「Jenkinsではじめるビルド職人入門」も電子書籍として出版されました。こちらは先の「Jenkins実践入門」の発売記念として、11月末までは無料配信となっています。(ハッシュタグ:#buildman_ebook

本書では,インストールなどの環境構築はもちろん,単体テストの自動化,インスペクションの自動化,カバレッジの自動化までをサンプルファイルで手を動かしながら体感して理解。現場で試行錯誤を繰り返してきた著者ならでは

  • 「『使い勝手の良いプロジェクト構造』の3つの条件」
  • 「Antの暗黒面」

などの知見とともに,プロジェクトを自動化するための実践ノウハウがわかります。Mac OS XでJenkinsを利用するときの注意点もフォローしているほか,Jenkinsのコマンドライン・パラメータ,コマンドライン・インターフェイス(CLI),ビルドで使用できる環境変数などを記した付録も充実。「継続的インテグレーションやJenkinsに興味はあるけれど,実のところ何をするのかよくわからない」という方にきっと役立つ,日本初の電子書籍におけるJenkins解説書です。

https://gihyo.jp/dp/ebook/2011/978-4-7741-4952-3

「Jenkins実践入門」がJenkins自体の使い方を解説しているのに対し、「Jenkinsではじめるビルド職人入門」はJenkins上で実行されるAntビルドスクリプトをどのように組むかに重点を置いて解説しています。それぞれ違った切り口で楽しめるでしょう。

ビルド職人を目指す方にとって、どちらも目を通しておきたい書籍と言えます。