Jenkins ユーザ・カンファレンス 2012 東京 – セッション

タイムテーブル

時間 \ 会場 さったホール (870名) S505 (210名) S406 (210名)
11:30~12:20 Jenkinsプロジェクト現状報告とこれから
12:30~13:20 Jenkinsによる自動受け入れテストから継続的デリバリーまで Jenkins.rb で始める Ruby で Jenkins プラグイン作成 SIerのJenkins事情 ~CI実践プロジェクト事例から超大規模プロジェクトの活用事例まで~
13:30~14:20 飛行機を飛ばしながら直す方法教えます:
JenkinsとGerritによる継続的デプロイメントの実践
開発以外でのJenkins活用方法 愛されるJenkins氏になるために
14:30~15:20 複雑な多段階ビルドに対処する: 事例紹介 Jenkins に XFD を追加してみると? マルチステージ型継続的インテグレーションのすすめ
15:30~16:20 毎日が憧れの新築、反復可能なデリバリーによる常時新築システム AWSで実現するSeleniumテスト高速術 開発者とディレクターの視点を変えていく方法
16:30~17:20 LT大会

S505/S406教室では、各テーブルにコンセントが備え付けられています。また、ネットワークは用意されておりません。

ニコニコ生放送にて、さったホールS505の前半S505の後半S406の各セッションが配信されました。LTはS406の動画に含まれています。

カンファレンス全体での Togetter は http://togetter.com/li/346310http://togetter.com/li/346736 にあります。


セッション概要

さったホール

satta-1 : Jenkinsプロジェクト現状報告とこれから (基調講演)

発表者 川口耕介 (@kohsukekawa), CloudBees, Inc.
発表者紹介 8年前にJenkinsを始めていらい、コア及び様々なプラグインの開発にずっと携わっている。Sun MicrosystemsがOracleに買収されてからOracleを離れ、InfraDNA社を設立、CloudBees社に吸収され今に至る。
概要 Jenkinsプロジェクトがこの新しい名前になってから、一年半あまりが経ちました。本発表では、プロジェクトの現状や最近実装された機能を紹介し、普及の度合いをはかる数値などを交えつつ、プロジェクトの歩みを振り返ります。
後半では、現在進行中の様々な取り組みや、今後予定されている(もしくは実装していきたい)機能や、また中長期的に取り組んでいきたい分野、技術の方向性などについてもふれたいと思います。
キーワード (無し)
スライド http://www.slideshare.net/kohsuke/jenkins-user-conference
Togetter http://togetter.com/li/346312

satta-2 : Jenkinsによる自動受け入れテストから継続的デリバリーまで

発表者 John Smart (@wakaleo)
発表者紹介 John Smartはシドニー在住のコンサルタントでオープンソース、ウェブ開発、Java、テストや開発プロセスなどを中心に活動しています。O’Reilly Jenkins本やJava Power Toolsなど開発者向けの書籍の執筆や、トレーニングの講師としても有名です。
概要 継続的インテグレーションは素晴らしいですが、継続的デリバリーは更に優れています。継続的デリバリーとは、一言で言うならば、自動化された品質検査を通過したビルドはどれも本番に使えるという安心のことです。どんな組織にとっても、継続的デリバリーは崇高な目標です。しかし、継続的デリバリは継続的品質検査なしではなりたたず、継続的品質検査をする最も優れた方法の一つは受け入れテストを自動化する事です。
この発表では、自動受け入れテストや「受け入れテスト駆動開発」をJenkinsで行うための実践的な手法や、そこにeasybやThucydidesなどのBDDツールを使うやり方、またWebDriver/Selenium 2などを組み合わせる方法についてふれます。
キーワード
スライド http://www.slideshare.net/wakaleo/automated-acceptance-testing-and-continuous-delivery
Togetter http://togetter.com/li/346338
同時日本語訳 https://docs.google.com/document/d/1S6nXZ5jDTfmwLJZsVpb5zJQLUDzZEeTIFbi79xkrRbI/edit

satta-3 : 飛行機を飛ばしながら直す方法教えます:JenkinsとGerritによる継続的デプロイメントの実践

発表者 R. Tyler Croy (@agentdero) (@jenkinsciの中の人)
発表者紹介 R. Tyler Croyはウェブアプリケーションを素早く開発することに情熱を注いでいます。そもそもはPythonで、今はLookout モバイルセキュリティ部門でRubyを使っています。Lookoutをスケール・アップさせたり、技術者が新しいソフトウェアをビルド・テスト・デプロイするのを改善するためのバックエンドサービスを日々開発しています。また、Jenkinsプロジェクトの古参メンバーとして、プロジェクトのインフラの整備や、@jenkinsci Twitterアカウントによるエバンジェリズム、またjenkins-ci.orgのブログなどの運営に携わっています。
概要 成功しているスタートアップ企業に共通しているのは、製品を如何に早く世に送り出すかというスピードです。一方、セキュリティ企業に共通している大事な性質は、品質です。もしソフトウェアがバグだらけだったら、その企業がネットワークやコンピュータ、スマートフォンをセキュアにするなどといって誰が信用するでしょう?Lookoutでは、この2つのゴールを両方実現する必要があります。ほんの18ヶ月前には、品質検査、テスト、デプロイメントのプロセスは大半が手動で、時間が掛かり、2週間に一度のデプロイメントがせいぜいでした。JenkinsとGerritを組み合わせ、自動化・テスト済みコミット・正式なコードレビューを導入したことにより、デプロイメントは今では毎日・もしくはビルドの昇進を指示するだけで行われるようになりました。
この発表では、時間の掛かる壊れやすい作業プロセスからこのような素早いデプロイメントへと移行する為にJenkinsを自動化の要として技術部門全体へ導入する為に、どのような実験過程や導入過程を行ったか説明します。また、この過程でのGerritと、Gerrit triggerプラグイン、そしてJenkinsとGerritの統合の重要性、それが開発者にコード変更の質に関するフィードバックの素早い提供に如何に役立つかにも触れます。そして、これらの導入において経験した落とし穴、有用だったツール、またこの新しいプロセスを他の技術者に浸透させるためのヒントなどについて説明します。
キーワード Git, コードレビュー, テスト済みコミット
スライド https://github.com/rtyler/juc-tokyo-presentation/raw/master/juc-tokyo.pdf
Togetter http://togetter.com/li/346382
同時日本語訳 https://docs.google.com/document/d/1hiDPYl6mOLRyTf3lYCWrRmc20m5OsR4ADZQcy_jf3nI/edit

satta-4 : 複雑な多段階ビルドに対処する: 事例紹介

発表者 Andrew Bayer (@abayer) Jenkins Governance board メンバー
発表者紹介 AndrewはJenkinsコアやいくつものプラグインの開発に参加する古参メンバーで、またJenkins役員会のメンバーです。Jenkinsを3年以上に渡って使い、様々な会社・用途で運用し、Jenkinsの運用におけるベスト・プラクティスを培って来ました。
概要 本セッションでは、弊社ClouderaでのCDHのパッケージビルドのワークフローの事例を紹介します。これは、複数のプラットフォームにまたがった多くのジョブを作成し、これらをparameterized triggerプラグイン、conditional build stepプラグイン、jcloudsプラグインなどといった鍵となるプラグインを使って一貫性のあるワークフローへと昇華させたものです。
このような仕組みを使うことで、素のJenkinsでは手に負えないような高度で複雑なビルドワークフローを作ることができます。みなさんが複雑なビルドを部品に分解し、複数のマシン上で並列や直列に動かせるようにするためのやり方を紹介します。
キーワード workflow, jclouds, parameterize trigger
スライド http://dl.dropbox.com/u/191349/juc_tokyo2012/Jenkins%20Tokyo%20talk.pdf
Togetter http://togetter.com/li/346385
同時日本語訳 https://docs.google.com/document/d/1u20fpn_q1ycCS82zrTCV1rmFZSsATAAhpim9Hhmuwt4/edit

satta-5 : 毎日が憧れの新築、反復可能なデリバリーによる常時新築システム

発表者 大嶽智裕 (@ohtaket) 株式会社富士通研究所
概要 同じシステムで運用を続けていくと、実際の設定内容とそのシステムを作るための手順書およびスクリプトとで食い違いが生じてしまうことがある。そのため新たに同一のシステムを作ろうとしても作れなくなってしまうことがある。
本発表では PaaS バックエンドシステムのインストールを OS のクリーンインストールに近い状態から毎回行うことによる継続的デリバリーの事例紹介を行う。インストール先ごとに設定やインフラが異なることにどのように対処していったかを Jenkins の設定例を交えながら紹介し、継続的デリバリーの導入により開発スタイルがどのように変わっていったかを継続的デリバリーの各種プラクティスと対応付けて紹介する。
キーワード Jenkins関連: Slave, Matrix job, Parameterized Trigger
ソフトウェア関連: Chef Solo, yum
プラクティス関連: Idempotence, Fail fast, Automation over documentation
スライド https://skydrive.live.com/view.aspx?resid=968A39D3BD051DA!460&cid=0968a39d3bd051da&app=PowerPoint
Togetter http://togetter.com/li/346347

satta-6 : LT大会

発表者 タイトル スライド
@kaorun55 書籍執筆における継続的デリバリー http://www.slideshare.net/kaorun55/jenkins-13791448
R. Tyler Croy 英語Jenkinsコミュニティの解説 http://strongspace.com/rtyler/public/english-community-lt.pdf
@uzzu Flash(ActionScript3.0)開発でもJenkinsを導入しよう
@setoazusa ふつうのSIerのJenkinsのある暮らし
@cynipe 運用でも使えるjenkins

LT の Togetter は http://togetter.com/li/346346 です。

S505

S505-2 : Jenkins.rb で始める Ruby で Jenkins プラグイン作成

発表者 柴田博志 (@hsbt)
概要 Jenkins には高度なプラグイン機構が備わっていますが、非 Java エンジニアには環境の構築や作法がわからないために中々手を出せないという問題があります。
Jenkins.rb (https://github.com/jenkinsci/jenkins.rb) は Charles Lowellが開発した、JRuby を用いて Jenkins のプラグインを Ruby で書くことができるラッパーツールです。Jenkins.rb を利用することで Ruby の開発環境を利用してすぐに プラグインを作成し、公開することが可能となります。
この発表では Jenkins.rb に付属している jpi コマンドの解説と、簡単なプラグインの開発方法を紹介します。
キーワード Ruby, プラグイン開発
スライド https://speakerdeck.com/u/hsbt/p/how-to-develop-jenkins-plugin-using-to-ruby-and-jenkins-dot-rb
Togetter http://togetter.com/li/346379

S505-3 : 開発以外でのJenkins活用方法

発表者 株式会社ニューキャスト 奥清隆 (@kiy0taka)
概要 DTPをやっている会社に転職しました。開発ではもちろんJenkinsを使っていますが、DTPをやっている制作チームの方でもJenkinsが活用されてます。開発以外のJenkins活用事例として弊社での取り組みを紹介したいと思います。Jenkins活用法のヒントになればと思います。
キーワード DTP, API, Groovy
スライド http://www.slideshare.net/kiy0taka/j-13833754
Togetter http://togetter.com/li/346340

S505-4 : Jenkins に XFD を追加してみると?

発表者 原田騎郎 (@haradakiro)
概要 Jenkins を使い始めると、もう使っていなかったときのをことを忘れるくらい便利ですよね。でも、本当に急がしくなると忘れてしまったり、ほったらかしたりしていませんか?そこで、Extreme Feedback Device の出番です。
XFD は、Jenkins の状態を見て、ビルドが失敗すると、ランプが光る、音を鳴らす、しゃべるなどのいろいろな方法でチームに知らせます。
この発表では、Arduino を使って XFD を作成する方法と、実際に XFDを導入してみたいくつかのチームに、どんな影響があったのかを中心にお話ししたいと思います。
キーワード XFD, Arduino
スライド http://www.slideshare.net/kiroh/jenkins-xfd, http://www.slideshare.net/nishigori/xfd-extreme-feedback-device-jenkins-user-conference-2012-13791010, http://www.slideshare.net/gotakahashi55/xfd-13791148
Togetter http://togetter.com/li/346335

S505-5 : AWSで実現するSeleniumテスト高速術

発表者 井上史彰(いのうえふみあき) 株式会社シャノン QAマネージャー
概要 Seleniumを使ったリグレッションテストをAWS上で行うことで、どのように短時間かつ安定したテスト実行を行なっているか。また、どのようにスケールできるような構成にしているのかについて紹介します。
キーワード AWS, Selenium
スライド http://www.slideshare.net/finoue/awsselenium-13796823
Togetter http://togetter.com/li/346339

 

S406

S406-2 : SIerのJenkins事情 ~CI実践プロジェクト事例から超大規模プロジェクトの活用事例まで~ (スポンサーセッション:NTTデータ)

発表者 和田貴久 (@wadatka)
概要 日本のSIerがJenkinsを普及に努めて3年!社内普及活動の内容を紹介します。
また、小さいけど執事Jenkinsの活躍に支えられながら歩んできたプロジェクトから超大規模プロジェクトで1000人を超える多くの開発者を助けてきたJenkinsの雄姿を紹介します。
キーワード 普及活動, 大規模プロジェクト, 活用事例
スライド http://www.slideshare.net/wadatka/sierjenkins-jenkins-2012-13895807
Togetter http://togetter.com/li/346332

S406-3 : 愛されるJenkins氏になるために (スポンサーセッション:DeNA)

発表者 太田健一郎 (@oota_ken)
概要 Jenkinsによる自動テストや静的検証を導入したけど、うむむ、どうも、メンバーのみんなにあまり役になっている気がしないぞ。
なぜなんだだろう、どうしたらみんなに役に立ってもらえる、みんなが見てくれる、みんなが使ってくれる、Jenkins氏になれるだろうかという悪戦苦闘の半年を生々しくご紹介します。
キーワード QA JIRA github
スライド
Togetter http://togetter.com/li/346353

S406-4 : マルチステージ型継続的インテグレーションのすすめ (スポンサーセッション:テクマトリックス)

発表者 今井 敦
概要 みなさんはどのようなチーム構成や開発プロセスを採用していますか?
本セッションでは、構成管理システム上に自由に開発プロセスを定義し、チームごと、プロセス遷移ごとに自動ビルドを行うマルチステージ型継続的インテグレーションを紹介いたします。
また、静的解析や単体テストに加え、Jenkinsで影響分析、依存関係の可視化を行うことによって、継続的インテグレーションの効果を最大限に引き出すJenkins活用方法を紹介いたします。
キーワード 開発プロセス、構成管理、自動テスト、影響分析
スライド http://www.slideshare.net/atsushi_tmx/juc2012-s406-4
Togetter http://togetter.com/li/346344

S406-5 : 開発者とディレクターの視点を変えていく方法 (スポンサーセッション:GREE)

発表者 岡崎隆之 (@watermint)
発表者紹介 2006年頃よりHudson/Jenkinsを使い始めて以来、Sun Microsystems在籍時代はエンタープライズJava、ACCESS在籍時代はiOSや電子書籍、GREE在籍の今はWebサービス基盤の開発と、それぞれ異なる局面におけるJenkins導入してきたJenkinsユーザです。
概要 ソフトウエア開発には多くのステークホルダーが介在します。Jenkinsを単に開発ツールとしてではなく、開発ワークフローの中心的存在に持ち上げ、視点をツールによる効率化からワークフローの最適化へ向けていくことがJenkins導入の重要なポイントです。本セッションでは利用事例をはじめとして、Jenkinsを中心としたワークフロー立ち上げについてご紹介します。
キーワード Android, iOS, PHP, github, ワークフロー
スライド http://www.slideshare.net/okazaki/20120729-jenkins-user-conference-2012
Togetter http://togetter.com/li/346388

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